だんだんと見えなくなります

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もう、見るものが無い。なんで、なんで、こんなことになったんだよ。 「今度向こうに行ってみようよ」 声が聞こえた。無知な声。希望で溢れた、未知を知りに行くんだろ。羨ましい、なんで、俺には無いんだ。憎らしい、何であいつだけ。 俺は得るために失うことにした 「あいつは嫉妬深いから。緑内障になってしまったんだよ」 後は飛んできたつるはしを、そのまま受け入れるだけだ。 俺だけ持ってないなんて、許せない。 緑眼のそいつは、未だ満ちない目で首を断たれ、羨ましいと、奪ったものを次へ 「それが果てなのか、いやいや、脳の果てさ。君達は脳に支配されているんだ。都合の悪いものなんか、わかんないよーにね」 目が見てる。違う、脳が見てる。だからリミッターをかけるんだ。
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