阿部《あべ》春奈《はるな》編

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・・・・・・・・・・・・・ 翌日の土曜日。 お昼のランチタイムが終わった2時半ごろ 春奈は教えられたカフェに足を運んでいた。 「cafeミント・・・・・ここか」 可愛らしい外観。 女子なら入って見たくなるだろう。 今の時間は休憩のために いち時店を閉めてるはず。 closedの札がかかった扉を開け 「ごめん下さーい」 控えめに店内に足を進めると 「はーい。入って来てぇー」 奥の方から声が返ってきた。 言われた通りに奥まで入って行くまでに 春奈の心をワクワクさせるような 美味しそうなニオイが鼻をかすめている。 「いらっしゃい。 シダーの敦子ちゃんから聞いてるわ。 春奈さんね?」 出迎えてくれたのは このお店のオーナーの亜美という女性だ。
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