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言われた亜美も嬉しそうに
笑顔で応えているし
まるで春奈の存在を
なかったものにしているかのよう。
「これなら彼氏もお袋さんじゃなくて
春奈ちゃんを選んでくれるよ」
「話が筒抜けだ・・・・」
亜美が知っていることはわかる。
教えてもらうのだから
小杉に理由を話してくれとお願いしたから。
でも明宏まで知っているとは・・・
「ごめんね。
敦子ちゃんから話しを聞いてるとき
この人もそばから離れなくってね」
申し訳なさそうなのは亜美の方だけ。
明宏はあっという間に食べ終わったため
網棚に再び視線を向けている。
「なあに?お腹が空いているの?」
「ああ。昼が早かったからさ。
俺が食べていいものってない?」
「じゃあサンドイッチ食べる?
これだったら食べてもいいよ」
先ほど春奈も手伝ったサンドイッチ。
夜の営業用に作ったはずなのに。
気前よくサンドイッチが並べられている
バッドごと差し出していた。
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