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「うそ!」
ガバッと振り返って
運転する明宏を見ると
苦笑してこっちを見ていた。
「てっきりと・・・・」
厨房で見て、すぐに恋人同士だって
そう思い込んでいた。
「俺は付き合いたいと思ってるけど
亜美はその気がないの。
春奈ちゃんも俺のことを応援してくれる?」
「もちろんですよ!
お似合いなのに、何で亜美さんは・・・」
「まあ、アイツも考える所があるのかもね。
でも俺は諦めるつもりはないよ。
いつまででも待つつもりでいる」
春奈相手に、はっきりと決意を口にした。
その時の表情は真剣そのもの。
ふざけた感じは一切見られなかった。
「頑張ってください!」
春奈からも激を入れると
「春奈ちゃんこそ頑張ってよ。
息子溺愛母ちゃんなんかに負けるなよ!」
「ハイ!お互い頑張りましょう」
初めましての明宏と春奈が意気投合していた。
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