3007人が本棚に入れています
本棚に追加
/3000ページ
「うん・・・・・。
せっかく久しぶりに会ったのに
愚痴を言っちゃってもいいかな?」
話しにくそうに言って来る春奈に
「当たり前でしょ!
今日はとことん飲み付き合うわよ!!」
言った途端に奥に引っ込んで
「兄貴ぃー!店代わってぇ」
窓を開けて隣の実家に大声で怒鳴った。
出て来た小杉は満面の笑みで
迎えた春奈はキョトンした顔。
「・・・・・・・・ぷっ」
「あはは」
お互い視線が合えば
当然、笑い出しちゃっていた。
「友達っていいね。
ありがとうね小杉」
「なんのなんの。
深刻な話はちょっと待っててね。
兄貴と交代しちゃってからね」
パチンと片目をつぶった旧友。
その姿は高校生の時と変わってない。
最初のコメントを投稿しよう!