阿部《あべ》春奈《はるな》編

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はい、て カウンターに炭酸水を置いた亜美に 「春奈ちゃんもうまくいったんだな」 笑顔で問いかけると 「そうみたいだね。 アキも一役買ったみたいじゃない」 亜美も笑顔で隣のイスに腰掛けると 「送って行った甲斐があるな。 でも俺を見て嫉妬したのか、そいつ」 明宏は厭らしげな表情に変わった。 見たこともない彼氏と 春奈の昨夜の行動が想像ついちゃった。 きっと自分たちと同じだったんだろうってことを。 「亜美はヤキモチ妬いてくれないのか? 俺が春奈ちゃんと2人っきりで帰っても」 肩を抱き寄せ顔を近づけて訊くと 「妬いて欲しかった? でも春奈ちゃんの修ちゃんloveビームを 直に感じちゃってたからね」 「あはは。見向きもされていないの 気が付いてたから安心できたのか」 正直ホッとして、明宏は亜美にキスをした。 亜美から「別に平気だよ」と言われなくて よかったと思いながら。________
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