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午後11時。Aからのメールを開き、俺は足早に近くの公園へと向かった。
アレが貰えるのを期待して。
B「どうしたんだ?こんな時間に。」
Aは小さな小包を持っていた。
A「あのね?渡したいものがあるの。」
やっぱり!アレだったんだ!!どうしよう!まだ心の準備が!
A「これ……トカゲなの!
」
B「ふぇ?」
予想外の言葉に、情けない声を出してしまった。
A「名前はサンちゃん。この前親にバレちゃったの。」
ちょっと待て!何言ってんの!?
A「私サンちゃんが好きなの!!異性として///」
Aは顔を赤くしてうつむいた。
A「だからお願い!サンちゃんを預かってて!?」
どうやら彼女は本気らしい。
あの可愛い小さな包みにはトカゲが入っているというのだ。
そう、つまり、
B「チョコじゃねーのかよ!!!!!」
こうして、俺のバレンタインは終わった。
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