見つけて

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「お前なんか死んじゃえ」 「視界に入らないでくれる?」 「うわっ。お前に会うとか今日は厄日か」 さんざん言われて、消えなくちゃと思った僕は朝異変に気付いた。 鏡に自分が写っていなかった。 リビングに行っても、お母さんはおはようと言ってくれなかった。 僕が持つまで鏡に写っていた制服は、いつの間にか世界から消えていた。 「学校、行かなきゃ」 僕は私服のまま、家を出ていた。
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