どーしようもないやつの話。

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ヨコヤマという男に関わってしまったのが運のつきだった。 いや、関わるつもりはなかったのだ。 しかし、何が面白いのか、ちょっかいをかけられている。 私は割とオカルト好きだ。 サークルも「超研」という名前の「超常現象研究」サークルに入っている。 人は私をオタクと呼ぶ。 ヨコヤマと言えば、私とは真逆の人間だ。 もっと言えば、「超研」を飲み会サークルにした諸悪の根源だ。 私をゲコと呼ぶ酒乱だ。 金髪だ。 不良だ。 ヤンキーだ。 ヤンキーはオタクが好きだ。 だから、ちょっかいをかけるのだろう。 話が長くなったが、今、そのヨコヤマがウチの、私の部屋にいる。 透明人間となって。
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