天然彼女と優しい狼さん

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一度だけ一緒に入った事があったけれど、それは私が遊び過ぎたせいで、ふわりさんが居ても立っても居られなくて、早々に上がっちゃったんだ。 だって彼のお尻ったらとっても魅力的だったから、ついつい触っちゃうんだもん。 「ふふー。混浴の露天風呂とかだったらいっぱい遊べるんだろうなー。楽しみ」 今から洗濯をしようと脱衣所でふわりさんのパンツを握りしめながら、2人で露天風呂ではしゃぐ妄想を繰り広げていた時、ふわりさんの泳ぐ視線が私を捕えた。 「……花梨ちゃん。僕の下着を握りしめて何をしているの?」 「はっ!ご、ごめんなさい!つい一緒に露天風呂に入った時の事を考えていたら!」 キッチンからはホットケーキが焼けた香ばしい匂いが漂ってくる。 お腹が一つ、ぐぅっと鳴った。
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