天然彼女と優しい狼さん

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「わかったから。早く洗濯機を回しておいでね。もう朝食は出来てるから」 「はーい!」 名残惜しいけれど、彼の腕から離れて脱衣籠に放り投げたふわりさんの下着を今度は洗濯機に入れるため、ネットに放り込む。 そして服にタオル、私の服と靴下とかを分けているうちに、いつも思う事。 「こういうの……け、結婚とかしたら……毎日するんだろうなぁ……」 ぽわんっと思い描くのは、彼との新婚生活。 今は週末だけ一緒だけど、結婚すれば毎日のようにこんな事をして引っ付きたい放題なんだ。 いいなぁ……新婚さん。 同じ村に住んでいる幼馴染の那月ちゃんは「別にそんなことないよ」って言っていたけれど、那月ちゃんや旦那さんであるタッちゃんの幸せそうな顔を見る限り、絶対に楽しいに決まっている。 _____いいな、結婚。
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