天然彼女と優しい狼さん

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意識が戻った私をの手を引いて、私達の行動を見ていたスタッフさんのもとへと連行される。 少しばかり苦笑いのスタッフさんの対応はふわりさんに任せて、私は見るもの全てが”新婚旅行”という妄想に繋がり、緩む頬を抑えるのに必死だった。 ***** 「いい宿が取れてよかったね。たしかあの宿、テレビにも紹介された事があった宿だよ。空きがあったのは本当に運がよかった」 「そうですねぇ。すっごく素敵でした……」 滅多に空きが出る事がないと言われていた人気のある宿が、奇跡的に一部屋だけキャンセルされたみたいで、そこに宿泊出来る事になった。 本当に幸先がいい! 私もご機嫌だけど、ふわりさんもとってもご機嫌だ。
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