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でも＿＿＿＿＿
もし、反対をされたら＿＿＿＿＿
『お前みたいなひょろひょろ小僧にウチの花梨をやるかーっ！』
なんて、彼女のお父さんに言われたら……
「……考えるだけで怖い」
「んっ？どうしました？ふわりさん」
眉間の皺がいっそう酷くなったところで、花梨ちゃんがドアップで現れた。
目はキラキラしてその真っ直ぐな瞳にはいつも圧倒される。
「何でもないよ、ゴメンね」
「ふふー。ふわりさんったら珍しい～。いつもなら私がトリップするのに。
あっ、もしかして旅行の事を考えてくれてました？
私もさっきからずっと考えてます！楽しみですね、初めての温泉旅行！」
まるで小学生が遠足を楽しみにしてるかのようなテンションの高さ。
でも、彼女はそれ以上の楽しみを僕に要求してくるようになったのだけれど……
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