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「もう……お願いだからちゃんと守ってね」
「だって、起きたらふわりさんの姿がないんですもん。不安になっちゃって……」
正座をしていた太もものパジャマのズボンを小さな手のひらでギュッと握りしめた。
俯き加減でふわりさんが怒っていないかそっと確認をする。
私としては素直な気持ちと表情を伝えているつもりなのだけれど、彼にとってはこれが弱点らしくって、いつもこの私を見ると言葉を詰まらせるんだ。
「僕が花梨ちゃんを置いてどこかに行くわけがないだろ?」
「でも、この前は本当にいなかったです……」
「それは朝ご飯の卵と牛乳を買いに行った時だよね?」
「あっ!あの時のホットケーキ美味しかったです!」
「じゃあ今日の朝食はそのホットケーキにしようか?」
「はいっ!」
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