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「ぬふふっ」
決して可愛らしくない笑い方だけど、彼の顔を見て笑う私を微笑んで眺めてくれるふわりさんと笑顔の交換をする。
ふわりさんとこうして一緒の時間を過ごしてるだけで、普段のストレスなんてあっという間に軽減されていく気になるんだ。
「じゃ、朝ご飯を作って来るからちょっと待っててね」
「はーい」
そう言うとふわりさんはゆっくりと立ち上がり、デニム生地のエプロンを着けて冷蔵庫の扉を開けた。
本当は、ご飯の支度は彼女の私がしなくちゃいけないことくらいわかっている。
私だって今までサボっていた訳じゃない。
私なりに頑張って美味しい料理を食べてもらおうと奮闘したけれど、どう作っても彼の方が私よりもずっとずっと美味しい料理を作れるんだ。
料理だけじゃない。お菓子作りはさらに上手いんだから。
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