私の過去

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その後、私にもようやく彼女というものができた。出会った瞬間にこの人だ!と思った。友人と入れ替わるように現れた彼女は私にはもったいないくらいよくできた彼女だった。 私の願いを全て叶えてくれた。 行きたいところ、やりたいこと。 男女のそういったものさえ彼女は私の心を読めるかのように進めて行ってくれた。 会いたければいつでも都合をつけてくれたし、デートの行き先が思いつかない私の代わりにリードしてくれることもあった。 私はある日彼女にきいてみた。 『君は私のどこが好きなの?』 すると彼女はフフっと笑いながら、 『あなたの全てが好きよ。顔も体も声も匂いも…』『ずっと一緒にいましょうね。だから長生きしてね。』と…。
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