ACT 2…暗黒世界の洗礼

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―――火村 健斗 ガラガラ… 「おい、大丈夫か玲二」 「ああ…、なんとかな…」 瓦礫の中、オレと玲二はなんとか体を起こす 「でもよ玲二、木刀折れてんぞ。それにその傷大丈夫かよ」 「うっせぇバカ。そうゆうてめぇだって骨にヒビ入ってるんじゃねえのか?」 その時、強風と共に近くの壁が吹きとんだ 「何だ!?………剛毅!?」 吹き飛んできたのは剛毅だけじゃない 隼人も瑞希も桐弥もいる オレと玲二は痛む体を押し、すぐさまみんなの所に駆け寄る 「おい!剛毅!瑞希!隼人!桐弥!大丈夫か!」 「あ、ああ…!相当やられたけどな…!」 剛毅と桐弥が起き上がるけど あきらかにオレと同じ骨にヒビが入ったような動きだろ 「ギリッ…!それにしてもなんて奴らだ…!俺達でも全く歯が立たないとは…!」 「この強さに一瞬の治癒力…、まさに本当の悪魔としか言いようがない…」 桐弥と隼人も起き上がるが 悔しさがにじみ出ている 「ねぇ…、どうして僕達がこんな目にあわなきゃいけないの…!」 その時、起き上がった瑞希の声に全員が注目する
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