プロローグ

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―――2016年 3月12日 とある町の空き地で、2人の少年が不良達に 囲まれていた [おい、もうすぐ卒業だからっていきがってンじゃねぇぞクソガキ共! 今までの礼たっぷりさせてもらうぜ] じりじりと近づく不良達を前にして、制服の ブレザーを羽織る少年は短髪をポリポリとかく [今までの礼…だとよ玲二(レイジ) あいつら何度もオレ達に喧嘩売ってその度に 返り討ちにしてるのにまだ懲りてねぇのな] それに対し、同じブレザーを着たもう一人の 少年がどこかから木刀を取り出し、肩にかける [そ―だな、どーせ三下が三下何人連れてきたって 所詮三下…いやバカ猿共の集まり そう言う所はてめぇと同じだなー健斗(ケント)] [!玲二てめぇ言いやがって!] [本当の事言っただけだよこの瞬間馬鹿湯沸かし器] [何だとぉ!だったら今てめぇとやるか!?] 殴りかかる短髪少年ー健斗を 木刀少年ー玲二は木刀を向けて制止する [まぁ落ち着けこの瞬間馬鹿湯沸かし器 それより周り見ろって] 健斗は周りを見てみると、怒り心頭の不良達 [あ、あいつら忘れてた(笑)] 健斗の態度に不良のボスは、怒りを込めて 強く地面を踏みつける [よくも俺達をなめやがって…! いくらてめぇらでも俺の舎弟100人相手にはー] ビュッ! 玲二がボスに木刀を向け、挑発的に言い放つ [数揃えば俺達に勝てるってのか?この三下馬鹿 いくら三下何人でかかっても結果は同じだ ホント学習能力ないなこのバカサル大将] [まあそーゆう事だな。やられたくなければ さっさと帰んなこの三下!] 健斗の挑発を受け、不良達の怒りは頂点に達した [揃いも揃って三下バカ言いやがって…! その減らず口聞けなくしてやるよ! てめぇら!こいつらをやっちまえぇ!!!] [うおおおお!] ボスの言葉に不良達は、一斉に2人に襲いかかった!
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