100日研修

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そこに居たのは古本屋の店主、タクマとか言う名前の自称神様だ。 「他より静かな場所を探してみな、授業中でも教師は話をしている、それが無い所に犯人はいる筈だ。」 「なるほどな・・・。」 「じゃ、頑張れよ。」 タクマはそのまま消えた。 俺は聴覚を研ぎ澄まして構内を走る。 「ここか。」 1-Bクラス、確かマキの子供がいるクラスだったはずだ。 恐らく人質の一人もマキの子供と見て間違いないだろう。 席割は把握しているから恐らく問題は無い。 俺は勢いよく扉を開け放ってマキの子供の方に視線を向ける。 「予想通りだ。」 そのままナイフを投げてマキの子供を人質にしていたテロリストを殺し、続け様に残りの二人を魔法で拘束した。 「怪我をした者はいるか?」 「居ません!」 「な、何で僕が狙われるんだ・・・。」 そうか、こいつは自分が王族だと知らされていなかったのか。 「人質は適当に選んだのだろう、君は気が弱そうだから、人質には最適だった、それだけの理由だ。」 マキが伏せている以上、俺から話すのは止めておく事にした。 ロープでテロリストを拘束し直し、担ぎ上げる。 「俺は校長にこの事を話してくる、すまないが死体は廊下に出しておいてもらえるか?後で回収に来る。」 教室を出て階段の踊り場でテロリストを下す。 「他に仲間は居ないな?居るのなら吐いた方がいいぞ。」 「しゃべると思うか?」 「しゃべらないなら喋らせることになると言っているんだ。」 俺は剣を抜き放って男のふくらはぎを刺し貫く。 「これは拷問だ、勘違いするなよ?俺は甘くないぜ。」 そのまま兼をぐりっと捻る。 「ぐぁああああ!!!」 「話す気が起きるまで苦痛を与え続けるから、そのつもりで。」 剣を抜いて回復魔法で傷を消しもう一度刺し貫く。 「さぁ、永遠にこれが繰り返されるぞ?」 「解った、喋る!だからやめてくれ!!」 「友達思いだな、話せ。」 男たちの話によると、どうやら今回は5人で乗り込んで来たらしい。 残りの二人は現王の娘、つまりミリィをさらいに行ったらしいが、さっき俺はそれを駆除してきた所だ。 「そうか、協力感謝する、後で手厚い待遇で牢に入れてやるぞ。」 テロリスト事件は収束、俺は3人分の死体を担いで校長にそれを知らせに行った。 後の二人は自力で歩かせた。
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