100日研修

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コーヒーを飲み終わった俺は席を立ち、食堂を後にした。 昨日捕まえて来た奴らを優しく尋問するために。 牢の封印を解いて中に入ると3人はぐったりと横たわり、見るからに瀕死ですという感じだった。 「ふむ・・・サンシャインヒール。」 俺は三人に最上級の回復魔法を使い、一人をけり起こした。 「何があったんだ?」 「雇い主にやられたんだよ、くそ堕天使が・・・。」 なるほど、こいつらの雇い主は堕天使だったか。 「雇い主の名前は?」 「・・・シェムハザだ。」 これはずいぶんと大物が係わっているらしい。 堕天使達の指導者がなぜこの国の王族を狙うのか・・・。 「この国の国王はどうやら奴の怒りをかったみてぇだ。」 「なぜだ?」 「あいつぁ・・・ごふっ!!!」 理由を喋ろうとしていたテロリストの腹に突然穴が開き、テロリストは息絶えてしまった。 「愚かな・・・、われと誓約を交わした時点で裏切れば死ぬというのに。」 「大体の事情は解ったし、こいつらは全員用無だな。」 残り二人の頭を潰して殺した。 「ほう・・・。」 「さて、仕事に戻らねぇと。」 「え?ちょっと放置ですか?まじ!?堕天使来てんだよ!?」 俺は、後ろで騒いでる背中に黒い羽根を生やした不審者を放置し、牢屋を出た。 「ちょっ!!まじでシカトとかやめろよ!いじめか!?」 「ちっ、うっせーんだよ、アリサに声かけることもできねぇヘタレ野郎が、挙句には手下を使って恋敵を始末しよう何ざド低能にも程があるぜ!」 「う、うううううっさい!!」 「おい爺!!」 「何事だ?」 「天使って言ったらお前の部下だろうが!」 「力天使以下は俺の管轄ではない。」 「で?あんたのかけた呪いは、こいつの攻撃も無効化できるのか?」 「はっはっは、心配するな、天使クラスじゃお前の不死は無効化できんよ。ましてや地に落ちたものの攻撃など、蚊程も効かない。」 つまり、使えない奴って事だろう、罪だけ擦り付けてさっさと倒してしまおう。 「ところで爺、俺は堕天使と戦うのは初めてなんだが。」 「問題ない、普通の天使ならいざ知らず、堕天した天使の体は人間のそれに近い。」 なら問題はないな。 「おい、厨二病天使、お前には二つの道を用意してやった、有難く土下座して拝聴するか、死ね。」 「は?話聞くだけで土下座なの!?」
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