使い魔と書いて奴隷と読む

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俺は堕天使が土下座するのを待った。 「え?マジで土下座しないと話し始めない感じ!?」 「しないなら殺す、最初からそう言ってるだろう?」 と言うか待つのにもそろそろ限界が来るし、消し去るとしようかな。 「我求めるは終焉、未来を摘む為の「待て待て待て!!名にさらっとこんな所で終焉魔法唱えちゃってんの!?」に我が名において命ず「待てって言ってんだろうが!!」」 「うるせぇな、止めて欲しかったら土下座しろ、俺の靴の裏をなめて許しを乞え。」 「こんな所で終焉魔法なんて使ったら城事吹き飛ぶぞ!?」 「心配するな、爺が何とかする。」 「ああ、人間の作った魔法ごとき、俺の結界で防いでやるわ。」 「まぁまぁ、落ち着けよ全さんも、篠淵も。」 そこに現れたのはタクマとか言う男だった。 「話くらい土下座なしで聞かせてやれって、次期国王がそんな狭量じゃダメだろ。」 「タク坊、堕天使なんか庇っちゃ神の名が廃れるぜ?」 「だとしたら悪の心を持っている概念神は神にあらずって言ってるようなものだぜ?堕天使を作ったのも俺なんだろ?」 「ぐむっ・・・。」 で?この待機中の終焉魔法はどうしようか・・・。 そんな事を考えていると、タクマが指をパチンと鳴らした。 「さて篠淵君、とりあえず話をしてみなよ。」 「解りました、そこの堕天使を俺のどれ・・・使い魔にしてこきつ・・・共に城の仕事をさせようかと。」 「今奴隷にしてこき使うって言おうとしたよな・・・。」 まさかそんな事がある訳がない。 ちょっと俺の代わりに風呂の掃除とトイレ掃除と別大陸の侵略をさせようとしているだけだ。 「なるほど、それで堕天使のえーと・・・「シェムハザだよ!!」そうそうそれそれ、君は篠淵君のどれ・・・使い魔になって、執事の仕事を手伝うって事でい「あんな事言われて『はい、そうします』とか言う分けねぇだろうが!!」・・・被せんな、消すぞ?」 「ひっ!?」 概念神タクマはチッと舌打ちをして返事を促す。 「い、いやです。」 強気な態度はどこへやら、堕天使のえーと・・・堕天使は完全に委縮してしまっていた。 「では殺そう、使い魔に成らないなら害にしかならない。」 「え?本気で殺されちゃう流れ?助けて神様!!」 「いやいや、罪を犯した奴の処分を自分以外の人がやってくれるのに、助けるわけないよね」
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