勇者の留学

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強面のお兄さんユディは流石俺!とか言いながら紅茶を一口飲んだ。 「やべぇ、これネイのお気に入りじゃねぇか・・・、殺される・・・。」 「そ、それにしても美味しいですねこの紅茶!」 「ん?そうだろ、水が違うんだよ水が、俺ってば水の属性神だからよ!」 属性神!? え?水の属性神ってなんだか勝手なイメージで女性だと思ってたけど・・・。 「意外だったか?そりゃそうだよな、俺なんか外見だけで判断するなら土とか闇とかその辺を想像するよな、筋肉質だし、頭悪そうだし、「頭は実際に悪いだろ。」タクマてめぇ!!」 「よっと、ユディ俺にもお茶、ネイも俺に出すついでにお前が飲むなら許してくれるだろ?」 「持つべきものは親友だなぁ、今淹れてくるぜ!」 黒い髪のやたらとイケメンな男の人が私の前に座って腕を組む。 「俺は概念神のタクマだ、君の旦那さんには色々と世話になっているよ。」 「だ、旦那さん!?」 「あれ?シノブチ君は君の旦那じゃないのか?」 「ま、まだ学生ですから!!将来はそうなれたら・・・ぶつぶつ///」 イケメンの人、タクマさんって言ったかな?はフフッと笑って私を見つめてきた。 「それで、世話になっている礼に君に使い魔を選ばせてあげようと思ってね。」 「へ!?」 「さすがに神界の神クラスだと召喚したとたんに魔力切れでぶっ倒れるだろうけど、属性神クラスまでなら召喚しても大丈夫だから、属性神までで選んでな。」 タクマさんが手をパンパンと鳴らすと奥の部屋から先ほどの緑色の髪の毛の女性と黒い髪の毛の女性、白に近い金髪の女性が子供を抱えて出てきた。 「えーと右からネイ、コノハ、キルビア、順番に風、闇、光の属性神で、今あっちでお茶淹れてるのがユディ、水の属性神だ。おいユディ!3人分追加!!」 「こき使いすぎだろうが!!」 「あの日、約束しただろ!なのにキルビアが転んで膝を擦りむいて帰って来ただろうが!」 「キルビア先輩もなんか言ってやってくれよ!」 「あー、あれはワザとだ、この世界に来た時に召使が居ないのでは困るからな。」 良く解らないけど、水の属性神の人はここでは召使なのかな? 「それで?一応火と土も居る事には居るけど、俺のおすすめはこいつらだ。」 「じゃあ、私の得意な属性の光でお願いします。」 「ほう、私を指名するとは、見どころがある。」
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