超特殊ギルド獅子の咆哮

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という訳で引き金をぽちっとな。 カッ!!どごおおおぉぉぉぉぉ・・・・。 「ぬぉあああああ!!!!!」 正直マジでビビった。 俺の予想をはるかに超えてて片手で軽くぽちっとした事を激しく後悔した。 気を付けよう、注意一秒怪我一生、俺はこの標語を生涯忘れる事は無いと思う。 「どうだね?」 「レールガンってのはさ、爺?」 「何かおかしいのかね?」 「伝導体を磁力で滑らせて射出する物を言う訳だよ。」 「その通りだね。」 「だから、本来いくら強い物でも発射時にこんな反動は出ないんだ。」 爺はうんうんと頷く。 俺以外の奴がこれを使ったら間違いなく腕が肩から吹き飛ぶ。 「それとこの威力は何だ?俺が試作で作った大砲より強いだろ。」 「素材強度が数万倍になった事で、威力も数倍に跳ね上がった、それだけの事だね。」 うん、威力が強くなった理由は解った、じゃあこの反動は何? 「漫画には有ったであろう?『バース○レールガン』と言うものが。」 有ったね、確かにあったね、最後の最後で使ってハー○ィス壊れたね。 「この銃はオリハルコンより数段強度が上だから、壊れたりはしないが、その分柔軟性が無いから衝撃がじかに腕に来るのだよ。」 「レールガンの能力だけで良かったんじゃねぇの!?」 「それじゃつまらないではないか。」 別に武器の反動に面白さなんか求めてねぇよ・・・。 そして今、ここに最強の小型兵器が完成した。 「そろそろ帰るか・・・。」 「私も帰る事にしよう。」 爺はスッと消えて居なくなった。 俺はごった返しているギルドの扉から堂々と外に出て、初速で音速を超える速度で城まで飛行した。 「はぁ・・・。」 城に帰ってくると場内が慌ただしかった。 廊下に出て使用人を一人捕まえる。 「一体何が有ったと言うのですか?」 「黒騎士を名乗る人物が、矢の様な速さで町中を駆け巡ったらしいのです。それで先程より、国民からの問い合わせが殺到しています。」 やらかしてしまった・・・。 「国王様は?」 「はい、何かを知って居る様な雰囲気の姫様と専属メイドのモモ様を説得に当たっております。」 正直に話せばいいのに・・・。 仕方がない、助け舟を出しに行ってやる事にしよう。 「私は国王様の所に向かいます、貴方は引き続き対応に当たって下さいませ。」 俺は覚悟を決めた。
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