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俺は神憑きと呼ばれる人間で、現在六人の神が憑いている。
神を七人集めると、世界が終わり救世主が現れるという。
俺は、七人揃えられないように、幾度も殺されかけていた。
しかし、神憑きを守るという側もあれば、七人揃えようとする側もある。
守る側らしい塩冶の母親に、俺が神憑きとバレ、
やや待遇が良くなり塩冶の家の部屋へと移った。
塩冶に、家賃を支払っているが、その支払方法は労働であった。
それも、喫茶店の手伝いではなく、人探しをしている。
「……塩冶さんのリスト、多すぎますよ」
塩冶から人探しを依頼されたリストは、冊子になっていた。
どうして、こんなに人探しが多いのかというと、
塩冶の母親は宗教の教祖様らしい。
そこに救いを求めてやって来た者の内、
人を探して欲しいという依頼が、これだけあったのだ。
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