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「遠視で分かるのは回答している。
けど、気になるのがあってさ……」
俺は、神憑きで遠視、透視の能力がある。
塩冶も遠視があるからこそ、俺に人探しを依頼しているのだろう。
住宅街の一件に、自宅の一部屋を店にしたような家がある。
琥王はいつも、そこかコンビニで飲み物を購入する。
今日は、住宅街のほうであった。
琥王が飲み物を購入している間に、俺は学校へと向かっている。
「薬師神、待て!」
学校は、目の前にある。
犬の躾のように、待て!で、俺を呼ばないで欲しい。
「何を引き受けるの?」
自殺の恐れがあるものを、優先して探していた。
気になっているものは、その優先順位は非常に低い。
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