最終章~待ち合わせは…~

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「はぁっ…はぁっ…はぁっ……っ、はぁっ…」 先生… 榎本先生… 「きゃっっ!!」 ドンッ!!! 「あ…ご、ごめんなさい!」 私は投げ捨てる様に謝罪をし、再び走り出す。 「はぁっ…はぁっ…はぁっ……」 こんなに… 理科室が遠く感じた事はない。 わき目も振らず、体育館から戻る人たちの合間をすり抜け一目散に走る。 もう少し あと少し… そして理科室のドアに手が届き思い切りドアを開いた。 ガラガラーー……!!!! 「……はぁっ…はぁっ…はぁっ…」 まだ肌寒いこの季節、汗を流しながら教室に走り込み目に飛び込んで来たのは… 愛しいあの人の姿だった。
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