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透明人間に自由になれるとしたらどうするだろうか。
好きなあの子の部屋に侵入?
それとも、欲しかったものを盗む?
考えればキリが無いが、同世代の人ならそのような事を考えるだろう。
けれど俺は違う。
この能力を活用して犯罪を少なくすることを考えたのだ。
自己満足ではあるが、それが他の人々が住みやすい世界を作るためならば、俺はその決断に間違いは無かったと心から言えるだろう。
しかし俺はその事を侮っていたのだろう。
現実はそんなに甘くは無く、難しいことだったのだから。
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