第1章

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出会いはいつだったかな。 幼稚園かな。 入園式の日。 母から離れられない私はものすごく泣いていた。 先生になだめられても全然聞かなくて。 そんなとき、2人が現れた。 藍君が私を励ましてくれて、口下手な凛は私の手を引いてくれた。 だから私はここまでこれた。 強くなれた。 美人で出来の良い姉を持っても、卑屈にならず、下卑せず、私のままここまでこれた。 それは私一人じゃ出来なくて、あの2人がいたから出来た。 最初は2人とも同じくらい大切だった。 凛の方がってなったのは、あの出来事があったから。
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