第1章

8/8
前へ
/8ページ
次へ
街にでた。 こんなに人がいるのに誰も僕に気付かない。 僕は困っている人を探し、透明だけどその人を助けた。 何人も助けた。でも誰も僕に気付かない。 僕は一人。 人は一人では生きていけない。それは自分じゃ出来ないことを誰かがやってくれるとかそういうことじゃない。 人は誰かが隣で生きているから自分が生きていることを確認できるんだ。 一人しかいない。僕はもう死んでいないだけ。 とても生きているとは言えない。 お願いだ!誰でもいい! 僕を見て!僕に気付いて! 誰でもいい!! 誰か!!
/8ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加