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「もちろん結婚したいのなら邪魔はしませんよ。
いい人が現れるかもしれないからそうしたらその人と結婚すればいいんじゃない。
ところで僕の部屋、
狭いけど掃除は得意なんで片付いてますよ。
この後来ませんか?」
ぬゎにー!
牧歌的な見た目に危うく気を許しかけていたあさ美は我に帰ってその場を辞した。
(東京はおっかねえ所だから気をつけろー)
東京出身にも関わらずそんな言葉が心の中にこだまする。
都会の孤独と殺伐を身にしみて感じる夜であった。
くわばらくわばら。
翌月、
あさ美は気をとり直して次の紹介相手との待ち合わせ場所に向かった。
今度は3歳年上の男性だ。
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