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しばらく他の相手と話してみよう、
と周りを見回したが何故か皆他の女性の近くに行ってしまい、
あさ美には誰も話しかけてこない。
(あれ、
男女同じ人数じゃなかったっけ?)
と思いながらも、
デッキの椅子に座りしばらく誰かが空くのを待ってみることにした。
天気はよく頬にあたる風は心地よい。
あさ美の隣のテーブルに座った女性は今日のメンバーの中では若いようで、
二人の男性を前に楽しそうに話していた。
(ふーん、
やはり若いほうに人は集まるんだ)
そう思いながらぼんやり見ていると、
メガネをかけた神経質そうな男性が声をかけてきた。
「ここ、
空いていますよね」
「ええ、
どうぞ」
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