プロローグ

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唇を噛んで立ちすくむその姿が、頭から離れない 寂しげなその微笑みが、忘れられなかった 心を占め続けるその想いが何なのか 鈍い俺にはわからなかった 「それはね、恋煩いって言うのよ」 従妹に言われてようやく気付く それが、俺の長い片想いの始まりだった事に
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