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歩く、歩く
前を向いて歩く
やや上を向いて歩く
誰かに声をかけられても
目線は変えない
石につまづいても
目線を変えない
穴に落ちる時もある
もちろん笑われる
壁を前にして道をそれたとしても
首をひねって、目線はそのまま
驚かされて、不意に目がそれたとしても
すぐ気持ちを整えて、見失わないように
優しい人や賢い人がよりよい道を教えてくれても
耳を貸さず
身勝手に歩く
もちろん痛い目にあって涙が出る
それでも目線は変えない
大事な何かを失うかもしれない
クマに襲われて目的地にたどりつけないのかもしれない
病気になってたどりつけないかもしれない
でも
あれが僕の目的地なんだ
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