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「いいように」
いいように扱われると腹が立つ
人の悪意に従う時間に腹が立つ
僕は間違ってない
悪いのはあいつらだ
こらしめる方法は
罰を与えなければ
平等を重んじるなら罰を与えなければ
イライラする時間が長くなって
自分のやりたいことができなくなって
些細な悪意に敏感になって
器の小さな情けない自分を見るようになって
心には嫌な感情ばかりで
大事にしたい魂はどこか別の場所に
それでも、間違ってるのはやつらだ
人は正しいことをしなければならないのだ
悪いやつに罪の意識を持たせてやろう
罪を見逃せば、世界は歪む
自分の意志、魂にも反する
彼らに罪の意識を持たせる
それをもって僕はいい人間になる
無駄な労力だろ？
何もならない怒りなど意味ないだろ？
人は簡単に変わらないだろ？
勝てない戦いは避けたほうがいいだろ？
怒るか怒らないかのラインは実に難しい
冷静に賢明に
身を守るために怒りを表すこともある
それは怒りではなく狡猾さで対応するんだ
へらへらして、ずるがしこく
怒りは決別のために、突き放すために
覚悟をもって
違う
確かにそうなんだけど
それが正しい
けど
けど、僕にはやらなければいけないことがあるんだ
自分を殺せと？
自分の気持ちを汚すのか？
そうだ
一文のため
誰かにがんばれって言ったり
愛情を表現したり
本当を見続けるために
本当を見続けるために
そのために自分を失う、ルールを破る時間を受け入れよう
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