いつだってそう。

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「そろそろ時間だ。」 大杉さんが言う。 大杉さんと大杉さんの舎弟であろうスーツで背が高く顔がゴリラっぽい人と仁とボクシングジムに入る。 ゴリラとは面識はない。 軽く挨拶だけ交わしたが愛想が悪いと言うか 俺と仁を見下している感じだ。 ジムに入ると思ってた以上に人が多い。 いる人みんな悪そうな顔をしている。 スーツの人やジャージ、私服の人もいる。 大杉さんと舎弟のゴリラは来てる人らに挨拶?をしに行ってしまった。 俺と仁はジムのどうしようもないので隅で待機する。 大杉さんらが戻ってくると 「健太とりあえずリングに上がれ」 大杉さんはそう言うとジムの中央にあるリングを指差す。 「え。もう始まりですか?」 「いいから。ほら、上がれよ」 不安そうに仁を見ると仁はガッツポーズをしている。 言われるがまま一人でリングに上がる。 すると俺の対戦相手のハゲもリングに上がってくる。 ハゲは俺と目が合うと睨んでくると 「てめー今日は顔面ぐちゃぐちゃにしてやっからな」 俺はフッと鼻で笑いシカトする。 大杉さんがリングの前に立ちボクシングジム内にいる人らに向けてしゃべりはじめた。 「この二人が戦う二人です。ルールは喧嘩と一緒。素手。なんでもありです。賭ける側を変えたい人は今お願いします。」 素手、なんでもあり。 正直こうゆう試合形式の喧嘩は始めてで緊張するな。 大杉さんの言葉に誰もなにも言わない。 「では10分後試合開始ですので、、、お願いします」 そう言うと大杉さんは俺に降りてこいと手招きする。 俺らはロッカールームにいく。 「これ着ろ。」 と言われ大杉さんからボクサーが履いているような半ズボンを渡される。
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