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あまりにも想定外だったため、
体温が熱くなった。
そんな俺とは対称的に、千晃さんはどちらかも言うと青ざめた顔をしていることに気づいた。
大「…具合、悪いんですか?」
千「ううん。」
大「…顔色、」
そう言いかけたら、千晃さんは、ははっと小さな笑顔を浮かべた。
それだけで、心拍数が増えるのはなぜだろうか。
千「………大丈夫っ、」
大「ちょっ、あぶ、あぶないっすよ。千晃さん。」
本当は大丈夫じゃないのだろう、
バランスを崩して千晃さんは座り込んでしまった。
千「ごめん………」
俺は、そんな彼女にかけよって、背中をさすった。
ん…?
なんだろう、この漂ってくる匂いは。
大「あのぉ、千晃さん…失礼ですが、昨日飲み会だったりしましたか?」
千「うん…ごめん、二日酔い。」
やっぱり…(笑)
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