04.寮長サンは××でした。

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はい。 寮監室と記された扉の前に着いたのは良いんだけども。 俺はこのまま入ってよいものか絶賛悩み中である。 なぜなら母さんに渡された預言書によれば寮長は節操なしが多いらしいからな…真っ最中とかだったらどうしよう…… うーん、と頭を悩ませていると部屋の中からガタガタという音聞こえた気がして耳をすませると、ガタンッとひときわ大きながした後にまた静寂が訪れる。 な、なんの音だ…? 一度インターホンを鳴らしてみるとまた何か音が聞こえたが出てくる気配はない。 え、まさかほんとに真っ最中なわけじゃないよね? 居留守使う気なんだろうか。 もう何度かインターホンを鳴らしても出てこないのでドアノブに手をかけるとふつーーに開いた。 開いてしまった。 「は、入りますよー?お邪魔しまーす…」 寮の管理体制に一抹の不安を抱きながらも恐るおそるお部屋にお邪魔させていただく。 そこは応接室のような簡易的なつくりになっていて、誰もいない。 入ってすぐの所にもう一つ扉があるのを見つけてノックしてみるとなにか人の呻き声のようなものが聞こえた気がしてそっと扉を開ける。 中を覗き込むと、目を疑う光景が飛び込んできて思わず硬直してしまった。
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