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「というか...転校する事が母さんの、その趣味とどんな関係があるわけ?」
「慧ちゃんのやっている学校はね、全寮制の男子高なのよ!つまり!私たちにとっては聖地!萌の宝石箱よ!!」
目をギラギラさせながら息荒く語ってくれたが、何がどうなってつまりに繋がったのか俺にはサッパリわからない。
「だからね、せっちゃんにはそこに通ってタノシイ思い出をたくさん作ってきて欲しいのよね!」
…なんだろ、いますごく悪寒がしたんだけど気のせいかな。気のせいだよね!
「んーでも 全寮制の男子高なら零にぃが行ってるし…それになんでこんな中途半端な時期に…」
受験校決めるときに言ってくれれば俺も考えたのに。
「えー、だって零ちゃんは生徒会長さんだし~~せっちゃん以外に興味無いんだもの!それに…この時期に転校してこそ王道よ!」
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