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応接室と事務所を区切っているパーテーションは、ソファーに座ると顔だけが出るくらいの高さのものである。
だからあの営業くんが、手元で何を書いているかまでは分からない。
しかし見ていると、とっても良い笑顔で社長に何かを薦めているのは確実だ。
また向かいに座っている社長も楽しそうに……
―――というか、社長ウットリしてないか?
テンションも超高めだ。
それにいつもと違い、地に足が着いていないフワフワ状態だよ?
ヤバイよ、小宮さん。
社長が何かやらかしそうな予感がするよ。
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