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その黒い何かは、直様落ちてきた先に居た人間をまるで飲み込むように降りかかっていく。
とりあえず俺は、穏やかな気持ちで居た矢先、急な出来事過ぎて「え?」と言いながら辺りを見渡していた。
何が起こっているのか、現状が全く把握出来ない。
その黒い何かは、人間に降りかかれず地面に落ちたものもあった。その黒い何かはズルズルと動き、体育館の中へと入って行った。
俺は、運良く黒い何かに飲み込まれずに済んでいる。だが、キョトンとしている。
人間を飲み込んだ黒い何かは、静かに人の形に変化した。気持ち悪い。ドロドロとしていて、ヘドロを被った人の様な姿だ。
「キャーーーッ!!!」
悲鳴だって、さっきからずっとそこら辺から聞こえる。体育館の中からも。静かに聞こえる。
俺は、とりあえず後ろを向き、階段を見た。そこに黒い何かは居なかった。直様階段を降りた。そして、再確認した。
なんだあいつらは。
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