五章:想い~Shooting star~

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家に帰り、ベッドに横になる。目を閉じれば、あの日の昴くんの胸の感触が蘇る。そしてそれ以上の事を考えてしまう……。 違う!と妄想を振り払っても頭に浮かぶのは昴くんの事ばかり。 昴くんに嫌われちゃったかな? 昴くんは僕のことどう想ってるんだろ? 昴くんと今日も話しができなかった……。 そんな夜がもう何日も続いている。 なんで昴くんの事を考えるとこんな胸が締め付けられるような気持ちになるんだ! 頭をかきむしりながら僕は布団を頭まで被り考える。 僕は………昴くんが好き?……。 そんなはずは……。 じゃあなんでこんな想いになるんだ!他に理由があるだろうか? やっぱり僕は……。 その考えにたどりついた時、僕は頭から湯気が出んばかりに顔が真っ赤になるのが自分でも分かった。 たぶん今の僕ならオデコでお湯がわかせるだろう。 どうしよう……? 僕はこの気持ちをどうしたらいいんだろう。伝える? でももしダメだったら……
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