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「恥ずかしいから……まだ僕の顔、見ないで……」
「う、うん」
背中から昴くんの体温が感じられる。
そして、トクン、トクンと言う昴くんの心音も。
どのくらいそうしていただろうか?
やがて昴くんが僕の背中から離れる。
「振り向いていいよ」と昴くんに言われて僕は振り返る。
昴くんの顔を見るなり僕はまた顔が真っ赤になってしまった。それは昴くんも同じ見たいで、二人して顔を真っ赤に染めた。
しかも、目を合わせていられない。
目が合うとなんて言うか……とても恥ずかしい。
僕たちは向かい合いながらもうつむいてしまった。
「……これからも、よろしくお願いします……」
うつむいたまま昴くんが言った。
「こ、こちら……こそ……よろしくお願いします」
ギクシャクしながら僕たちは見つめ合う。
ほんの2~3秒間しか目は合わせられなかったけど、昴くんの顔は恥ずかしいそうだったけど。
とても嬉しそうだった……。
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