七章:勇気~Embarrassment~

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それから数日間、昴くんは学校にこなかった。 あの日の罪悪感から僕は昴くんの家にも行きづらくなってしまった。 依然、取材人は学校に出入りしている。僕はその人たちに見つからないようにコソコソと学校生活をおくっていた。 その僕を助けてくれたのがなんと智美さんだった。 智美さんは僕が取材人に見つからないようにしてくれたり、僕に話しかけてくれたりした。 「ねえ、帰りどこか行こ♪」 その日の放課後、智美さんは帰ろうとする僕を呼び止めた。 僕はそんな気分じゃなかったので断ったけど、智美さんは僕の腕を掴んで強引に僕を連れだした。 数分後、僕らは近くのクレープ屋さんにいた。 僕はあまり甘いものは好きじゃないので、気が進まない。 それじゃなくても、昴くんの事で僕は落ち込んいるんだから……。 そんな事は知らない智美さんは僕を元気付けようといろんな話をしてくれた。 智美さんの友達の話だったり、家族の話だったり。でも僕はその内容をほとんど覚えていない。 それくらい僕は、上の空だったのだ。
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