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日本には、八百万の神がいるという。
そりゃ、家や車、果てはその辺に転がってる空き缶一つ一つにまで神様を宿しちゃうんだから余裕で八百万は超えるだろう。
そんでもって、そんな名前のないような神様がたくさんいる中で、名前や物語がある神様はやっぱり特別だ。
有名なのは、天照大神(アマテラスオオミカミ)の天岩戸や素戔嗚(スサノオ)の八岐大蛇(ヤマタノオロチ)退治だろう。
説明しなくてもわかるかもしれないけど、天岩戸は引きこもった天照大神を引きずり出す話で、八岐大蛇退治は名前の通り八つの顔(物理)を持つ蛇を倒す話だ。
ところでこの天照大神と素戔嗚だけど、二神は活躍の場所が違う。
天照大神は高天原から一度も出ないのに対し、素戔嗚は葦原中国…つまり地上に降り立つ。
でもまあ、地上で活躍する神様っていうのはそう珍しいものではなくて、高天原から降りてきた神様っていうのは結構いたりする。
むしろ、地上に降りていろいろするということこそが日本神話の醍醐味……みたいなものだろう。
――さて。
ここまでが、日本神話のちょっとした知識。
そして、ここからがちょっとした裏話。
とはいっても、話はそう長くない。
ただ、神様っていうのは本当にいて。
今もたまに、地上に遊びに来てるっていうだけの話。
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