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「坂上。また飲みに行こうぜ」
「無理だ。年明けで暇、になってからならな」
年末のくそ忙しい時期に小宮から呑気な声で電話があったので速攻でブチっと切ったが、律儀にも年明けに再び連絡がきた。
「暇、になったか?」
「まぁそうだな」
そこから飲む約束をし、無事に今日が飲み会となっている。
久々に会った小宮は、席に座ったとたん首元に手を伸ばしネクタイを軽く下にゆるめたんだが、
男から見てもその仕草には惚れ惚れする程の大人の色気があり、
思わずうっとり見とれた俺が
「相変わらずの男っぷりだな小宮。というかお前、色気ありすぎだろ」
感心したように笑顔でそっと肩に手を乗せると
「キモい」
本気で怒られた。
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