本当の気持ち。

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さっきまで…聞きたいこととか たくさんあったはずなのに… 今…そういう話をする チャンスなのに… 嬉しくて、胸いっぱいで… 言葉が出てこないよ……。 そんなことを思っていると、あずさの視線は、気付けばいつの間にか隣で運転してる蓮見を真っ直ぐに見つめていた。 そんなあずさに対し、 「……どうした。」 一言それだけを発する蓮見。 あずさは、蓮見のその一言で、ハッと我に返り、素早く前を向いた。 わ、私…いつの間に…。 蓮見先生のこと見すぎちゃってた…。 は、恥ずかしすぎだよ……。 も、もう…た、耐えられない…! 「あ…あのっ…!蓮見先生は…私のどこを…そ、その…好きに…なってくれたんですか…?」 あまりの恥ずかしさと、沈黙に耐えきれなくなったあずさは、勢いでそんな言葉を発してしまったのであった。
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