探偵を始めたのは

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死にたい。 そう考えるのは何度目だろうか。 毎日毎日学校へ行けば、罵られ、反撃しようとすると蹴られる。 周りの人たちは見て見ぬふり。 担任教師も当てにならない。 毎日お参りもしているが、効果は無い。 だからと言って、死ぬのは親に迷惑をかけてしまうのでできない。 憧れの創薬研究者になるためにも、頑張って通っていた。 小さな傷は絶えなかったし、大きな怪我も数回あったが、無事、国立大の薬学部に合格した。 すると、もう学校に行く必要は無くなるため、家で大学の予習をして過ごし、卒業式はすぐに帰ることでいじめから逃げ切った。 母親には友達と話したりしないのか、ちょっと怪しまれたが、今後も付き合いを続けるつもりだからする必要がないだけ、大丈夫、と言うと納得してくれた。 大学では親友もできたし、彼氏もできて充実していた。 仕事も無事、創薬研究者になれ、彼氏とも順調で最高だった。
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