0人が本棚に入れています
本棚に追加
死にたい。
そう考えるのは何度目だろうか。
毎日毎日学校へ行けば、罵られ、反撃しようとすると蹴られる。
周りの人たちは見て見ぬふり。
担任教師も当てにならない。
毎日お参りもしているが、効果は無い。
だからと言って、死ぬのは親に迷惑をかけてしまうのでできない。
憧れの創薬研究者になるためにも、頑張って通っていた。
小さな傷は絶えなかったし、大きな怪我も数回あったが、無事、国立大の薬学部に合格した。
すると、もう学校に行く必要は無くなるため、家で大学の予習をして過ごし、卒業式はすぐに帰ることでいじめから逃げ切った。
母親には友達と話したりしないのか、ちょっと怪しまれたが、今後も付き合いを続けるつもりだからする必要がないだけ、大丈夫、と言うと納得してくれた。
大学では親友もできたし、彼氏もできて充実していた。
仕事も無事、創薬研究者になれ、彼氏とも順調で最高だった。
最初のコメントを投稿しよう!