第1章

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ヤバイ!もう日付けが変わる! 俺は約束の公園に向かって全速力で走っていた。 冷たい風が頬を刺しては夜に溶けてゆく。 あいつはまだいるだろうか? 深夜でも、街は眠らない。 今日は特別とでもいいたげに、宝石のような夜景を見せつける。 目的地に着いて、俺は荒い息を吐きながらホッとした。 長い髪、小さな背中。 見慣れた姿が、そこにいた。
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