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ゴールデンウイークを前にして、ようやく北国にも春がきたような感じがします。
今日は風が強くて、早く散ってしまいそうで残念ですが、アスファルトに落ちた桜も嫌いじゃないので、それはそれで楽しみです。
これくらいしか書くことがなくて困ってたところ、今朝、登校途中で面白いものを目撃しました。
桜が綺麗な通学路でギャーギャーと動物の鳴き声が聞こえてきて、見ると塀の上で黒猫とカラスが喧嘩をしていました。
どっちも真っ黒なので朝から不吉だなんていう声ばかりで、巻き込まれないように足早に通り過ぎる人が多い中、物好きな私はついつい成り行きを見守ってしまいました。
すると、激しい競り合いで塀から落ちかけた黒猫につられてカラスも慌てふためいた後、なんとか留まった一羽と一匹はピタッと止まって顔を見合わせたのです。
その後、何事もなかったかのようにカラスは飛んでいき、黒猫は丸くなって毛づくろいを始めました。
それがもう、たまらなくおかしくて、他の人はついてないと思っているのに、私は一人で喜んでしまいました。
こんなことで楽しい一日になるなんて安上がりだなと思いますが、ささやかながら特別な日常を詩の形にできたらいいなと考えています。
これからどうぞ、よろしくお願いします。
結弦 真弥
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