エピローグ()

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俺も炬燵に入るが、既に足の置き場がない。 二人とも無駄に足が長いのだから、伸ばすのは止めて欲しい。 「えー。優征さん、榛葉君と蜜柑プレイして減らした方がいいんじゃないですかー」 「なんだ? 蜜柑プレイって」 そ、そうだよ。蜜柑プレイってなんだ!? 「ボーイズラブの王道『下のお口にたべさせてやろうか』ですよー」 「ぎゃあああああ」 「ほう」 ほう、じゃあない! 感心しないで、優征! 「だが、俺は炬燵より火照った榛葉の体温の方が好きだから、春には倉庫に仕舞う」 「優征」 こっちにおいでと手招きされ、優征の隣に入ると、菊池さんは炬燵から足で押されて追い出された。 「蜜柑も配らないと、蜜柑が繊維を取る作業が大変だしな」 だから繊維は自分でとって下さいって。
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